JISTA関西支部 2025年8月度定例会 『建設(ゼネコン)業界潮流と​建設DXへ成功の鍵 ~建設業界の人との話題に使えるネタ​~』

2025年8月8日(金)、JISTA関西支部2025年8月度定例会を開催しました。
講演者は関西支部所属の岸本 悟さん、タイトルは『建設(ゼネコン)業界潮流と​建設DXへ成功の鍵』です。

業界ごとで様々なアプローチが取られているDX。
今回は建設業界にフォーカスを当て、サブタイトルにもある「建設業界の人との話題に使えるネタ​」の通り、長らく業界を経験された講演者から「へー、そうだったのか!」と驚く内容が続きました。

「ゼネコン」は何の略かご存知ですか?から始まり(正解を知っている人は案外少ない)、複雑に絡み合ったステークホルダーとの関係性や、IT業界との類似性、現場監督のすごいところ、景気による業績変動、標準化の難しさなど、確かに今回の内容を知っていれば建設業界の方々との話題には困らない良ネタが目白押しでした。

肝心の建設DXに関してですが、長時間労働の削減、安全確保、技術継承などの観点から様々なアプリケーションは開発・試行されつつあります。
ただ、現場の本心としては「会社のデジタル化は好ましいが、自分のPJに適用するにはもうちょっと習熟(浸透)してからでいい」とのことで、業界内でのデファクトスタンダード化やユーザビリティ改善などの課題も浮き彫りになりました。現場ごとに性格が大きく異なるため標準化が難しいなど、業界固有の課題も垣間見えました。
結局は「会社自体が進むべきDXをきちんと定義」することが肝心である点は、建設業に限らずどの業界も言えることですね。

最後はおしゃれになりつつある現場をチラ見せしていただきました。
建設業界の人との話題に困らなくなる数々のネタをありがとうございました。

ご安全に!

【主な内容】
●ゼネコンの定義、業界俯瞰、業界の競争戦略、高い参入障壁
●建設業界の特徴10
●お客様に引き渡した時の達成感はすごい
●高齢化する建設就業者、新規就業者の減少
●DXの足枷は国の方針か?
●建設業界のDXについて

 


タイトル JISTA関西支部2025年8月度定例会 建設(ゼネコン)業界潮流と​建設DXへ成功の鍵 ~建設業界の人との話題に使えるネタ​~
講演者  関西支部 岸本悟氏
日時    2025年8月11日(金) 19:30 〜 20:20
場所   会場:J:COM中央区民センター 第3会議室
オンライン:Zoomオンライン会議
参加人数 会場:19名 、オンライン33名
懇親会  20:30から会場近くにて
★JISTA関西支部ではJISTA会員向けの定例会を毎月開催しています。
 Zoomオンラインを用いたハイブリッド開催で全国支部から参加可能です。詳しくはJISTAまでお問い合わせください。