JISTA関西支部2024年11月度定例会 10分(ぐらい)で話せ!ライトニングトーク大会

2024年12月11日

2024年11月22日(金)、JISTA関西支部2024年11月度定例会を開催しました。

今回は通常と趣向を変えたライトニングトーク大会として、全国支部から5名の登壇者にそれぞれ10分(ぐらい)で講演いただきました。

■関西支部 片岡浩二さん「問合せを増やすWebマーケティングの3ステップ」
 M-1でも紅白でもトップバッターは緊張するものですが、開始早々、聞き手を引き込む素晴らしい滑り出し。デジタルマーケティングとWebマーケティング、訪問者数と転換率、など丁寧にお話しいただきました。マーケティングに予算はなかなかつかないもの。まず成果を出し、予算に目処を立てつつ戦略、実行というプロセスも。PASONAの法則、QUESTの法則 など役に立つ知識も。
■関西支部 岡龍弘さん「プロダクトオーナー目線で見るマーケティングの失敗例」
 マーケティング≠販売活動 であり、マーケティング≒経営 である。モノづくりや開発に携わる人の傾向として、商品に自信があればあるほどプロダクトアウトで案件を進めがち。うまくいくケースもありますが、今回は失敗の事例を紹介。新商品に対して、「いいですね!」と言って下さる人は多いが、「でも、購入までは...」となりがち。失敗しないためには、「誰に届けたいか」と「効果を示す」が大切との言葉が印象的でした。
■東北支部 井上尚紀さん「日常をゲームする。」
 自由すぎて不自由な現代。どんなことでも、楽しむには相応のスキルが必要。では、どうやってそのスキルを獲得するか?モチベーションを高め、維持するために、「外発的モチベーション」「内発的モチベーション」の長所と短所を考察し、イイとこどりをするには...ゲーミフィケーションを、ご自身の答とするまでのお考えを紹介いただきました。目標設定、タスク細分化、進捗の可視化を行い、トロフィーを獲得していくように、難関資格への挑戦を継続されているということです。
■関東支部 隈正雄さん「経営コンサルタントから見たシステム企画」
 経営層の本音の把握とその対応について。例えば、DX にういて、大切なのはわかっているけど、ホントのところ、経営者たちはどのように考えているのか?人手、予算、時間の不足?「足りないのはどこも同じ。頑張ればなんとかなる」というのが本音ではないかと。このあたりのお話に、会場では笑いや納得感のあるリアクションが多数。詳しくは、最近出版された「失敗しない システム企画~「経営コンサルタントの視点」でビジネスを捉える」 で、とのことです。
■関東支部 瀧恭平さん「死にたいと言われたら」
 「自殺って何?」と冒頭からドキッとする質問。自殺件数の傾向、男女比率、自殺率が減る時期、世界的な自殺のレポートや統計とともに、自殺の対人関係理論などを紹介いただきました。特に強調されていたのは、悩みとはメリットとコストのバランスにより生ずるので、自殺しようとする人を説得するのは極めて困難であるということ。大切なのは「自殺能力を奪う」、つまり、警察の介入や刃物等の自殺道具を遠ざけるという明確な対応。デュルケムの自殺論も引用されていました。社会学部出身の人は懐かしく感じたのでは...

次回関西支部定例会は12月14日(土)、日本技術士会近畿本部情報工学部会とのコラボ企画の予定です。

   

タイトル JISTA関西支部2024年11月度定例会 10分(ぐらい)で話せ!ライトニングトーク大会
講演者  関西支部 片岡浩二さん、関西支部 岡龍弘さん、東北支部 井上尚紀さん、関東支部 隈正雄さん、関東支部 瀧恭平さん
日時    2024年11月22日(金) 19:00 〜 20:30
場所   会場:J:COM中央区民センター 第3会議室
オンライン:Zoomオンライン会議
参加人数 会場:16名 、オンライン14名
懇親会  20:45から大阪市内にて
★JISTA関西支部ではJISTA会員向けの定例会を毎月開催しています。
 Zoomオンラインを用いたハイブリッド開催で全国支部から参加可能です。詳しくはJISTAまでお問い合わせください。