JISTA関西支部 2025年6月度定例会 『突撃!隣の決算書』
2025年6月13日(金)、JISTA関西支部2025年6月度定例会を開催しました。
講演者は関西支部所属の中村 亮太さん、タイトルは『突撃!隣の決算書』です。
ビジネスの現場でよく出会う「決算書」。
しかし、JISTA会員でも、その本質や活用方法を体系的に学ぶ機会は限られています。
今回の定例会では、「決算書とは何か」という基本から、実在企業の財務データを用いたケーススタディまで、中村講師に実践的かつ興味深い視点で講演いただきました。
講演の中の随所で決算書を題材にしたクイズが出題され、決算書の基本から粉飾決算まで幅広く考えさせられながら、決算書に関する理解を深めることができました。
企業戦略に基づいたIT戦略を立案するITストラテジストにとって、財務会計の基礎知識は必須です。
「財務を読む力は、ビジネスを読む力。」と講師もおっしゃっていた通り、リスキリングも意識したとても内容の濃い学びの会となりました。
【主な内容】
● 決算書とは何か:基礎の理解からスタート
会計初心者にも分かりやすく、決算書の基本構成と目的を丁寧に解説いただきました。
● 身近な企業・店舗の決算書を比較してみる
私たちの生活に関わる企業の決算書を比較しながら、ビジネスの「儲けの仕組み」に迫りました。
● ビジネスモデルの違いと財務への影響
業種ごとの構造的な違いが決算書にどう表れるのか、視覚的に理解することができました。
● 粉飾・倒産企業の実例から学ぶ「兆候」
実際の粉飾・破綻企業の財務書類を通じて、異変のサインや分析の視点を学習しました。