JISTA関西支部 26年3月度定例会 〜社内SNSから大企業をハックする!〜
2026年3月13日(金)、JISTA関西支部2026年3月度定例会を開催しました。
今回の講演は、関西支部所属の松尾和世司さんによる
『社内SNSから大企業をハックする! ITストラテジストがビジネスアーキテクトへ進化するために必要な組織開発論』
です。

今回の定例会では、DX推進の現場で多くの人がぶつかる「組織文化の壁」にどう向き合うかについて、実体験を交えたお話がありました。IT戦略やシステムの設計だけでは組織は変わらず、変化を生み出すには、人と人とのつながりや、組織の空気そのものに働きかける必要がある――そんなメッセージが印象に残る内容でした。
講演の前半では、ITストラテジストという役割が、今後どのように広がっていくのかが語られました。IPA試験区分の見直しやデジタルスキル標準の流れの中で、これからは従来のIT戦略立案だけでなく、関係者を巻き込みながら変革を前に進める「ビジネスアーキテクト」としての力がより求められるのではないか、という整理です。ITの知識だけでなく、組織やカルチャーへの理解、そして人をつなぐ力の重要性が示されました。
後半では、大企業における変革の実践例として、社内SNSや非公式コミュニティの活用事例が紹介されました。中途入社者向けコミュニティや趣味のコミュニティ、大喜利のような参加しやすい企画など、一見すると業務から少し離れたように見える活動が、実は部署や立場を越えたつながりを生み、知見の共有や新しいコラボレーションにつながっていったというお話はとても興味深いものでした。
また、変革は一人の強いリーダーだけで起こるのではなく、最初に共感して一緒に動くフォロワーの存在が重要だという点も印象的でした。熱量のある個人の活動を孤立させず、コミュニティとして広げていくことが、大きな組織を少しずつ動かす力になる。その意味で、社内SNSや非公式コミュニティは、組織の内側に新しい風を通す仕組みとして大きな可能性を持っていることが伝わってきました。
講演の最後には、こうした考え方や実践はJISTAの活動にも活かせるのではないか、という話もありました。会員それぞれの得意分野や熱量がもっと見えるようになれば、新しいつながりや活動が生まれやすくなるはずです。
「システムの要件定義の前に、組織文化の要件定義を」
という言葉が、今回の講演をよく表していたように思います。
ITストラテジストがこれからどんな価値を発揮していくのか、そのヒントを、技術だけでなく組織や人のつながりという視点から考えさせられる定例会となりました。


● DXの本当の壁としての「硬直した企業文化」と組織変革の必要性
● 社内SNSや非公式コミュニティを活用した“大企業ハック”の実践事例
● JISTAにおける知見・熱量の可視化と、新たなコミュニティ形成への期待
関西支部からのお知らせ①
4/10(金)19:00~20:15
講師:谷口清博さん/テーマ:水道クライシス ~見えないライフラインの維持管理とIT技術活用の未来への期待~
会場:J:COM中央区民センター
関西支部からのお知らせ②
5/16(土)13:30予定~17:00
テーマ:春のライトニングトーク大会2026
会場:東播磨生活創造センター「かこむ」(JR加古川駅北口下車徒歩6分)
★春のLT大会2026登壇申込フォームはこちら!奮ってご応募下さい
関西支部からのお知らせ③
◆JISTA関西オープンフォーラム2026の開催日と会場が決まりました!
8/29(土)13:00〜17:00予定
テーマ:学びを力に、連携を価値に 〜関西から始める産官学未来戦略〜
会場:立命館大学大阪いばらきキャンパス(JR京都線茨木駅下車徒歩10分)
◆現在、産官学各分野よりご登壇頂ける方をピックアップ及びオファーを行っています。
◆当日のプログラムその他、目下のところ鋭意企画中です。
実行委員メンバーとして運営にご協力頂ける方は是非お声掛け下さい!
◆次回は4/8(水)20:00~オープンフォーラム実行委員会(オンライン)開催予定です。
講演者 松尾 和世司 氏(JISTA関西支部)
日時 2026年3月13日(金) 19:00 〜 20:15
場所 会場:大阪市立中央会館 第一会議室
オンライン:Zoomにてハイブリッド開催
