関東支部 第116回月例会 [2020年9月27日(日)]
◆日時:2020年9月27日(日) 14:00~16:45 (懇親会17:00~)
◆場所:オンライン開催(ZOOM)
◆概要
1.JISTA関東支部からのお知らせ 14:00~14:45
2.テーマ別ディスカッション 14:45~16:45
今回は、LPI-Japan理事長の鈴木敦夫 氏を講師に迎え、グループディスカッションを挟みながら、今のIT業界の課題からIT技術者の育成について、ご講演を頂きたいと思います。
特別講師: LPI-Japan 理事長 鈴木 敦夫 氏
講演タイトル: 『ITの価値が変わる今、求められるIT技術者とその育成を考える』
講演概要: メインフレームからオープンシステムで大きな技術変化があったように、今クラウドの波とともにDX化という技術だけでなく適用対象までが大きく変化し、ITの価値が変わってきています。こうした中、IT技術者を必要とする場も、役割も、働き方も変わって行くと考えられています。我々はこの現状をどう乗り切り国際社会の中で競争優位を勝ち取り、成長していけば良いのでしょうか? 当日は、技術者の育成という観点でこの問題について皆さんと一緒に議論し、知見を深め、新たな行動への機会となれば幸いです。
講師プロフィール: 1980年日本電気ソフトウェア株式会社入社。日本電信電話公社(現NTT)の超大型分散データベースの性能評価ツール開発、?性能シミュレーターの開発、NECにてLISP専用機の開発、UNIXコア開発、UNIXワークステーション事業総括、Linux事業推進責任者として推進部門を?立ち上げ事業化、NECソフト株式会社 執行役員、初代プロフェッショナルフェローを経て、現在はNECリューションイノベータ株式会社 顧問としてOSS技術者の?メンター及び経営TOPのアドバイザ。 対外活動としては、(財)国際情報化協力センター(CICC)研究員、OSDL?(現The Linux Foundation)にてSI-Forumを立ち上げ活動成果をIPAに寄贈、IPA OSS推進センター研究員、沖縄オープンラボラトリ理事などオープンソース?の普及と技術者の育成に尽力。 LPI-Japanの活動には2001年より参画、理事として主に試験開発を担当し、2019年7月より理事長(現職)。
3.懇親会 17:00~19:00(予定)
◆詳細・申し込み
https://jista-kanto.connpass.com/event/189418/
◆開催報告
1.参加人数:47名(会員:44名/非会員:3名)
2.所管:
まず今回のテマデの構成ですが、冒頭のLPI-Japan 理事長 鈴木様から、現在のIT業界を取り巻く状況を説明して頂き、IT技術者の育成についてチーム分けしてディスカッションしました。その後にまとめとして再び講義を頂くスタイルでした。テマデの構成として、ディスカッションを講義との間に挟むというスタイルは新しいと感じました。今回のテーマは「技術者の育成」で、技術者の育成について、会社が関与すべきか、個人に任せるか、といった討議をしました。JISTAでは様々な業界で色々な立場にあるメンバーが一緒に討議することになりますので、このテマデはいつも楽しませてもらっています。例えば、会社として研修プログラムを充実させすぎてしまった会社の方からは、もっと個人に任せるべきだというコメントが出ますし、(私の会社のように)研修プログラムがない会社の人からは、やはり会社の方向性を示すべきだという意見が出てきます。
個人的には、自分でサーバーを立てたりして独学ができてしまう人のモチベーションは活かしたいと思いますので、足りないところを会社が底上げする、というのが良いかなと思いました。例えば、技術者が疎かにしがちな、プレゼンなどのコミュニケーションスキルや、プロジェクト管理スキルなどでしょうか。会社として取り組みたい分野、例えば、AI案件を積極的にやりたいのでPythonを勉強するように仕向けることもあるかもしれません。「技術者の育成」はなかなか難しいテーマです。
今回のテマデで得られた知見は、ちょうど期の変わり目ということもあってメンバーとの面談がありますので、私の業務でも活用させて頂こうと思います。また今回も楽しく有意義な時間を過ごさせてもらいまして有難うございました。(保坂貴志記)
3.懇親会:参加人数14名
(早くオフラインで集まって美味しい食事・お酒を楽しみたいですね)
4.テマデの様子